PCからのアクセスについてはブラウザのオプトアウト用ツールがあるため問題ないのですが、スマートフォンではなかなか難しいです。。。
そう思っていたら、Google Developersにオプトアウト方法が記述されていたので早速試してみました。
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オプトアウトするために必要な設定
各ページに以下のWindowプロパティが設定されているとGoogle Analyticsへの送信がされないそうです。
window['ga-disable-UA-XXXXXX-Y'] = true;
各ページへ設定を記述
全てのページに上記のWindowプロパティを設定したら全員のアクセスログが取得できなくなってしまいます。
ではどうするかというと、サンプルではクッキーに設定が記述されている人に対してだけWindowプロパティを設定するようなので、自分はトラッキングコードの部分に追記しました。
<script> var gaProperty = 'UA-XXXXXX-XX'; var disableStr = 'ga-disable-' + gaProperty; if (document.cookie.indexOf(disableStr + '=true') > -1) { window[disableStr] = true; } (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){ (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o), m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m) })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga'); ga('create', 'UA-XXXXXX-XX', 'hoge.jp'); ga('send', 'pageview'); </script>
2行目~6行目が追加した行になります。
クッキー内に「ga-disable-UA-XXXXXX-XX=true」という設定があれば、Windowプロパティを設定しています。
クッキーへの設定
各ページの設定は以上で終わりですが、実際にクッキーへ書き込む処理が必要です。
特別なページにクッキー設定用の以下のようなページを用意し、関係者にはポチッと押してもらう必要があります。
<html> <head> <meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8"> <title>トップ</title> <script> var gaProperty = 'UA-XXXXXX-XX'; var disableStr = 'ga-disable-' + gaProperty; function setOptout() { document.cookie = disableStr + '=true; expires=Thu, 31 Dec 2099 23:59:59 UTC; path=/'; window[disableStr] = true; return; } </script> </head> <body> <input type="button" value="オプトアウト設定" onclick="javascript:setOptout();" /> </body> </html>
まとめ
今まで参考にしていたのはカスタムタグを利用して、関係するアクセスをフィルタする方法だったのですが、これを利用することでカスタムタグの設定やフィルタ設定など作業が不要になるのでとても楽です。
ただ、クッキーなので初期化したりした場合は再度設定する必要はありますが。。。
関係者用のページに、端末のオプトアウト設定状態やON/OFFの設定をできるようにしておけば結構便利ですね。
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