そのUIは本当に使いやすい? UXの事例3選

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UX

photo credit: David Blackwell. via photopin cc

ここ最近になってUX(ユーザーエクスペリエンス)というワードがブログや書籍に掲載されていますね。UI(ユーザインタフェース)は分かるけど、UXってみんなどんな事に取り組んでいるのか調べてみました。

Index

  1. UXの記事探し
  2. 事例1.定量調査による機能見直し
  3. 事例2.サイト内検索結果による機能見直し
  4. 事例3.定性調査による機能見直し

UXの記事探し

インターネットでUXの記事を探してみると、意外と見つかります。
ただ、内容を見てみると、「これってUI設計でUXじゃないのでは?」と思う記事も多くあると感じられました。
じゃあ、そもそもUXって何なの?と思い、一番わかりやすい記事がありましたので紹介します。

ソシャマノート – UX7つの要素から考える。ユーザー体験をデザインするってどういう事?

つまり自分なりにまとめるとこんな感じです。

作成したUIが本当にユーザにわかりやすいか?を考え、
ユーザの実体験を観察して、その結果をもとにUIを見直していく!

今回は、この定義にそった事例を3つ選んで見ました。

 

事例1.定量調査による機能見直し

UI改修して売り上げが上がるってほんと?ソーシャルゲームのUX定量分析ノウハウ

Screenshot of creator.dena.jp

:DeNAが取り組んでいるGoogle Analyticsを利用した定量調査が紹介されています。
Google Analyticsによるユーザ行動を調べ、それをUIへ反映していく方法です。
ちなみに定量調査とは沢山の人達の情報を集めて統計的な傾向を調べる手法です。

ざっと流れをまとめると以下のような感じです。

  1. ユーザ行動の仮説を立てる
  2. 画面を設計・製作する
  3. Google Analyticsを使ってユーザの行動を収集
  4. 収集した情報をもとに仮説を検証
  5. 仮説と違った場合は見直しをする

ここで紹介されているGoogle Analyticsは無料で使えるツールです。
使い方については以下の書籍がオススメです。


Google Analyticsパーフェクトガイド Ver.5対応版

 

事例2.サイト内検索結果による機能見直し

これは企業事例ではなく書籍になります。


サイトサーチアナリティクス アクセス解析とUXによるウェブサイトの分析・改善手法

これもGoogle Analyticsを利用しているのですが、アクセスログからではなくサイト内検索結果の分析になります。
利用者が検索入力欄からキーワードを入力して何を探そうとしているのかを収集して分析し、機能に足りない物、サイトの利用で困っている事を見つけ出す方法が記述されています。

 

事例3.定性調査による機能見直し

実例とユーザーテストからわかってきたよりよいUIのデザインとUXの条件

Screenshot of gigazine.net

これはNHN Japan株式会社(まだLINE株式会社と分離する前)の1年前の発表記事になりますが、前半にはUXの事が非常にわかりやすく書いてあります。一読する価値ありです!

ここでは以下の定性調査によるUX実績が掲載されています。
定性調査=特定のユーザに対して質問を行い深堀りしていく調査方法です。

  • デプスインタビュー・グループインタービューによる利用調査
  • 視線などの動きを意識したABテスト

グループインタビューではインタビュールームを使って本格的な調査を行っておりちょっと敷居が高いように感じますが、使っているところをビデオで録画してチェックするなどやり方は色々あると思います。

 

まとめ

まだまだUXについては自分も勉強中ではありますが、紹介した記事を見てこれからの製造に取り入れていきたい項目をまとめてみました。

  • 利用者がどのように利用するか仮説をしっかりと立てる
  • 利用者の声を集め仮説の検証を行う
  • 初期段階からユーザの声を取り組む工夫をする
  • 段階リリースによりブラッシュアップを繰り返す

今後もよい事例があったら紹介してきたいと思います。

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